こんにちは!
この記事では0歳児さん向けのクリスマス製作についてご紹介していきたいと思います。
- 0歳児さんができることって少ない!
- 日々の製作が似たものになってしまう!
- 保護者の方にも喜んでもらえる製作を知りたい
そんな悩みを持つ保育士さんも多いのではないでしょうか?
でも大丈夫!0歳児さんでも色々な製作を楽しめます!
子どもの製作では是非気にしてほしいポイントがあるので、まずはそちらを説明していきます。
発達に繋げる2つの運動
製作と運動は、関係ないと思ってる方はいますか?無関係に見えて、実はとっても密接に結びついているんです。
子どもにとって体を自由に動かす運動は、体だけではなく脳の発達も促します。運動には粗大運動と微細運動という2つの種類があるので、まずは簡単にこちらを説明します。
粗大運動
分かりやすく言うと全身を使って大きく動く運動です。例としては歩く、走る、ボールを投げるといったことなどです。
微細運動
手や指を使った細かい作業を指します。例としては絵を描いたり小さいものをつまんだりすることなどです。
製作と聞くと全部が「微細運動」だと思われがちですが、「粗大運動」を組み合わせることで脳の発達にもより良い効果があるんです。
特に0歳児さんは、まだ速く走ったり高くジャンプしたりすることはできないですよね。製作に体を大きく使う粗大運動を取り入れて、製作でも体と脳にたくさん刺激を与えましょう!
粗大運動の制作って?
とはいえ粗大運動の製作って何?と疑問に思うかもしれません。ですが難しく考える必要は全くありませんよ。
例えば紙をビリビリに破く動作。3歳くらいになれば椅子に座って指だけ使って破けますが、0歳児さんならグーの手で紙を握って腕全体を大きく使って破く方がやりやすいですし、何より楽しそうだと思いませんか?
これはもう粗大運動です。
今回ご紹介する製作では、体全体を使って、お花紙をビリビリ破いたり、破いたお花紙を両手でぎゅっぎゅっと丸めたり、丸めた花紙を落としたり押し付けたりする粗大運動と、シール貼りや小さい部品を組み合わせる微細運動を組み合わせて、いつもの製作とはちょっと違った製作をご紹介していきたいと思います。
楽しくできる!0歳児さんの発達も促せるクリスマスの製作
0歳児さんが楽しめるクリスマスの製作をご紹介します。素材の使い方やアイディア一つで可愛く見せることができますよ。
(注意点)
のりやボンドを使う時は保育者が作業してください。
紙皿サンタクロース
用意するもの
- 紙皿
- 画用紙(赤・白)
- お花紙(白)
- のり
作り方
(事前の準備)
画用紙でサンタの帽子を作る
サンタの目を作る
1.お花紙をちぎって丸める
2.紙皿の下半分にのりを塗り、丸めた花紙をつける
3.紙皿の上半分にのりを塗り、サンタの帽子をつける
「帽子はこっちが上だよ」とだけ最初に説明だけします。子どもが帽子の上下を逆につけてもOK!
違うよなどの否定語は必要ありません。
4.サンタの目の裏にのりを塗り、
紙皿の空いてるスペースにサンタの目をつける。
完成!
透明プラコップでクリスマスツリー
用意するもの
- 透明のプラコップ
- お花紙(緑か赤など)
- 丸シール数枚
- 画用紙(黄色と他に好きな色)
- ボンド
作り方
(事前の準備)
プラコップより1回り大きく画用紙を切っておく
(何色でもOK)、
黄色の画用紙を星型に切っておく
1.プラコップに丸シールを貼る
2.お花紙をちぎって丸める
3.丸めたお花紙をコップに入れる
4.コップの縁にボンドを塗り画用紙を貼り付ける
5.上下反対にし、上の部分に星をつける。
完成!
オマケ
赤いクリスマスツリーも可愛い!
保護者受けバッチリなクリスマスオーナメント製作
ここからは保護者と楽しめる製作をご紹介します。
製作は子どものためのもの…とはいってもやっぱり保護者の目も気になりますよね。
そんな時は保育に巻き込み一緒に楽しんでもらいましょう。
保護者の方にも協力してもらうことで、親子で思い入れのある作品が出来上がりますよ。
親子で作るジンジャークッキー
用意するもの
- 画用紙(クッキー生地用と他に好きな色)
- クレヨン
作り方
(事前の準備)
画用紙をジンジャークッキーの頭と体の形に切る
画用紙をリボン型に切る
1.クレヨンでジンジャークッキーの体にお絵描きする
2.保護者の方にジンジャークッキーの顔を描いてもらう
3.顔と体を繋げるようにリボン型の画用紙をのりづけする
完成!
完成したオーナメントはクラスの入り口に飾って、「これは○○ちゃんのママが描いたクッキーだね」「○○くんのパパが描いたクッキー美味しそうだね」なんて会話に繋げれば子ども達も嬉しいですよね。
またクリスマスの少し前にお返しして、お家のツリーで飾ってもらうのもいいかと思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介した粗大運動と微細運動の組み合わせですが、粗大運動はお花紙だけではなく手型や足型を取ったり、と他にも組み合わせは無限にあるので、クラスの子が好きな運動を取り入れてみてくださいね。
また画用紙や折り紙だけではなく、紙皿や紙コップを使うことで立体的な製作になり、行事や季節で口語に平面的な製作を交互に組み合わせると作品にメリハリがつきますよね。
また保護者の方に協力をお願いすることで会話が増え話題が広がり、お家での様子をより詳しく聞けたり、保育園での活動にさらに興味を持ってもらえたりと日々の保育にも活かせると思います。
製作を通じて、日々の保育をより良いものにしてもらえると嬉しいです。
是非参考にしてみてくださいね!
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