いよいよ熱帯夜のシーズンになってきました。暑い夜だけに限りませんが、夜には、人間はコップ1杯程度の汗をかいているといわれています。
枕カバーや敷きパッドは定期的に洗いますが、枕は洗っていますか?
枕を定期的に洗っているよ!という方、実は少ないんじゃないでしょうか。
私も実は枕を洗濯しておらず、天気が良い時に天日干しするぐらいです。枕なんて洗濯するものじゃないでしょ?なんて思っていました。
しかし、枕には、枕カバーと同様、汗やよだれが染み付き、雑菌がいっぱい潜んでいるのです。毎日使うものですから、洋服同様、清潔に保ちたいですね。
だけど、どうやって洗濯するの?洗濯していいの?どれくらいの頻度で洗濯するの?
そんな風にお考えの方もいるかと思います。
この記事では、私を含めて、枕を洗濯していない派の方へ、枕の洗い方をご紹介します。
是非参考になさってくださいね。
洗濯していない枕に潜む雑菌
枕には雑菌がいっぱい!と聞きますが、どれくらい雑菌がいるのでしょう。
また、雑菌はどんなトラブルを起こすのでしょうか。
枕はトイレの便座カバーより汚い
ある化学メーカーの調査では、1日使った寝具からは、トイレの便座の3倍の雑菌が検出されたようです。
それなら、洗濯していない枕からは、いったいどれほどの雑菌が検出されるのでしょうか。ぞっとしてしまいますね。水虫の原因となる白癬菌(はくせんきん)などの菌やウイルス、髪の皮脂、整髪料、ダニの死骸なども付着しています。
特に頭皮は体の中で一番汗がかきやすく、毛髪により、常に湿った状態です。頭皮の湿った水分が枕に付くことによって、さらに菌やウイルスが繁殖します。
うーん。そんな枕に、私は顔を突っ込んだりしています。雑菌いっぱいのところに顔を突っ込んでいたなんて。ショックです。
洗っていない枕の雑菌が起こすトラブル
洗っていない枕の雑菌は、以下のようなトラブルが起こることもあります。
・肌トラブルを起こす
にきびや、頭皮の吹き出物、抜け毛がおこります。若ハゲの主な原因はほとんどが枕と枕カバーによるものらしいですよ。怖いですね。にきびや吹き出物も気になります。私も、化粧品にはこだわっていましたが、肌のためなら枕の清潔さにもこだわる必要がありそうですね。
・健康を害する
口から雑菌やウイルスを吸い込んで、健康を害する場合もあります。
・においがきつくなる
雑菌が枕から体についてしまい、体臭がきつくなります。
・その他のトラブル
雑菌だけでなく、また洗っていない枕は、中身がへたってしまい、体に枕が合わなくなってくることもあります。そのせいで、頭痛や肩こりなどが起こることもあるようです。
大切な体を守るためにも枕を定期的にメンテナンスしてあげたいですね。
綿枕の洗濯方法&洗濯頻度
ここでは綿枕の洗濯方法をご紹介しますね。
綿枕の洗い方
最初に、枕の中身が出てこないように、洗濯ネットに枕を入れましょう。洗濯機の場合は、まず洗濯槽に水をためて、ネットに入れた枕をドボンといれます。
そして、デリケート素材を洗う中性洗剤を使いましょう。洗剤が残らない液体洗剤がオススメです。
ドライコースなどの優しく洗うコースを選択します。脱水をいつもより、時間を長めにすることがポイントです。素材によって手洗いが推奨されている枕や、洗濯機に入らない大きな枕は、手洗いをしましょう。
手洗いの場合は、浴槽に水を張り、中性洗剤を溶かしてから枕を入れてよくもんで洗います。すすぎを何度も行い、脱水を丁寧に行うことがポイントです。
綿枕の干し方
枕を干す時、落下に注意しましょう。濡れた枕がベランダに落ちるなんてがっかりですね。
枕干しハンガーは100円ショップで売っていますので、ケチらず道具を使ったほうが良いと思います。
枕は乾くのに時間がかかります。天日干しによってはだいたい3日程かかる場合もあります。予備も枕の準備が必要ですね。中までしっかり乾いていないと、結局雑菌が繁殖してしまうので、注意が必要です。
綿枕以外の洗濯方法は?
中身の素材によっては、枕が洗えない場合があります。また洗濯機ではなく、手洗いを推奨している場合もあります。枕についている洗濯表示を確認しましょう。
例えば、昔から使われているそばがらや、ポリエステルの綿などは、洗うことが出来ません。最近人気の低反発まくらも、水洗いが出来ないようですね。
羽毛の素材のものは、手洗いで対応できるそうですが、プロのクリーニング店で洗濯してもらうのが良さそうです。相場は1000円~1500程度です。気になる方は是非試してみてください。
洗濯の頻度
厚生労働省は、不特定多数が使う旅館やホテルの枕は、「半年に1度以上丸洗いすることが望ましい」という通達が出ているそうです。
なので、自宅で使用する枕も、半年に1度の洗濯がオススメです。
でもやっぱり枕の洗濯って面倒
「枕カバーもシーツも家族分洗って、さらに枕なんて気にかけてられない!」
そんなあなたには、枕を窓に立てかける、風通しが良いところに置くだけでもやってみてください。毎日やれば、効果抜群ですが、気づいたときに風通しをしてあげるだけでも枕の雑菌の繁殖を防ぐ十分な効果があります。
あとは、ファ○リーズなど殺菌に効果があるスプレーにも頼って、雑菌の繁殖を防ぎましょう。
まとめ
枕ひとつで睡眠の質はガラッと変わるようです。
洗濯できれいになった枕は、気持ちよくて、きっと睡眠の質を高めてくれることでしょう。あなたもぜひ、枕の洗濯をしてみてくださいね。
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