暑すぎる夏が終わって、だんだん夜に涼しい風が吹くようになってきましたね。過ごしやすい秋がきて、安心してるうちにあっというまにやってくるのが冬です。
本格的な寒さが来る前に、衣替えでセーターやコートを出して、コタツ布団がちゃんと使えるか確認して・・、なんて、あなたの寒さ対策はそんなに深く考えなくても毎年のことなので、何を準備したらいいかって、なんとなくわかってますよね。
じゃあ、あなたのおうちのハムスターはどうでしょう?寒さ対策はちゃんと考えていますか?
そうなんです。意外に、ハムスターの寒さ対策をあまりよく知らない、という人、結構いるんですよね。
そこで、この記事では、そんなハムスターの寒さ対策をどうしていいかよくわからない、というあなたのために、ハムスターの寒さ対策についてご紹介をします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ハムスターに寒さ対策は必要?
そもそも、ハムスターに寒さ対策は必要なのでしょうか?ハムスターをみてみると、フッカフカのモッコモコな毛皮におおわれていて、暖かそうな気もしますよね。
ですが、ハムスターは体が小さい分、私たちよりもはるかに周囲の気温に影響されてしまします。日本の芯から冷える冬は、ハムスターにとっては一人(一匹)では越えられない厳しい寒さなのです。
ハムスターにとって耐えられない寒さが続くと、冬眠状態に入り、そのまま死んでしまうことさえあるんです。
冬眠状態自体も、かなり体力を使う行為なので、そのまま無事に目が覚めたとしても、短い寿命がさらに短くなってしまうことだってあり得ます。
ハムスターにとって理想の環境は、大体25度前後といわれています。寒暖差の激しい日本では、ハムスターが健康に生きていくために私たちが環境を整えてあげる必要があるんですよ。
私も昔、冬時期に寒さ対策を怠っていたことがあり、飼っていたハムスターの動きが明らかに鈍くなっていてハッとしたことがあります。あんな可哀想ことはもう二度としません。
寒さ対策を始めるタイミングは?
どのくらいの時期からハムスターの寒さ対策を始めるかは、地域によってかなり違ってきます。なので、大体は朝起きた時のケージ内の室温を目安にするといいでしょう。
朝起きて20度を下回るようになったら、基本的な防寒対策をはじめ、10度を下回るようになってきたらヒーターなどの熱源を使ってケージ内を温める対策をしなくてはいけません。
ここで忘れてはいけないのが、ケージ内の気温を測るための温度計を用意することです。ケージの横に人間の部屋の気温を測る温度計を置いても悪くはないのですが、正確に知るために、小動物の
ケージ用の温度計が市販されているので、そちらを私はおすすめします。こういったものがあるので、ご参考にどうぞ。
>> 「ビバリア 温度計SV」
こちらはケージの内側に両面テープで貼るタイプになります。一度貼ったらそのままいつでも確認できますし、お値段も良心的。
「何を買ったらいいか分からない!高いのは勇気がいる!」という場合の、水槽タイプのケージにはおすすめです。
こちらは、センサーをケージの内側に垂らして、本体は外に置くタイプです。
精度もなかなか高めで、基本的には、どのタイプのケージでも使えます。ちなみに、私はこれを使っています。
おすすめの寒さ対策
寒さ対策には大きく分けて「防寒」と「暖め」があります。防寒とは、ケージの外が冷えていても、その冷えをケージの中に通さないこと。
暖めは、その名の通り、熱源などを使って暖めることを目的としています。
目安として、20度以下から防寒を始めて、12度を下回るくらいから暖めをしていきます。
ケージを毛布などで覆う
これは防寒になります。ケージの上から薄手の毛布やブランケット、バスタオルなどの大きな布をかぶせてあげるだけで、随分とケージの外側のひんやりした空気を防いでくれます。
家にある古いブランケットなどがありましたら使ってみてください。
その時に気を付けてほしいのが、ケージの内側に布が少しでも入っていると、そこから布をハムスターがケージの中に引き込んでズタズタに破られる可能性があります。
私も、昔バスタオルをケージにかけていたところ、そこからケージに引き込まれ、一晩のうちにバスタオルに巨大な穴が開いたことがあります。
ケージを段ボールで囲む
ケージの下に段ボールを敷くだけでも床からの冷気を遮断してくれます。さらに、ケージの下半分を段ボールで囲んであげるとかなり効果的です。
ケージがすっぽり入るくらいの段ボールを、横半分に切ったらすぐに出来上がりです。
小動物用のパネルヒーター
暖めには断然パネルヒーターをおすすめします。安全性が高く、電気代も低め。さらに外付けならばハムスターがやけどをすることもコードをかじって感電することもありません。
ハムスター用のものがたくさん売られていますが、私がおすすめするのは、爬虫類用のパネルヒーターです。
どうしてかというと、爬虫類というのはとてもデリケートで、ケージ内の気温を一定に管理しないといけないんですね。
そんな爬虫類用のヒーターは、温度調節ができたり、一定以上暖め過ぎないようにしてくれるなど、ありがたい機能がついているんです。私が使っているのはこちらのシリーズです。ご参考にどうぞ。
サイズもいろいろ展開されているので、ケージのサイズの半分から4分の1くらいのサイズのものを選びましょう。
番外編 巣箱用の綿
これは、賛否分かれるアイテムなので、あなたのハムスターの様子を見て使っていただきたいと思います。
というのも、ハムスターの中にはこの綿を食べてしまって腸を詰まらせてしまう子がまれにいるんです。他にも、綿に爪がひっかかって骨折してしまうということもあるようです。
あなたのハムスターが綿を問題なく使える子なのかをよく観察してから、使っていくかどうかを判断してください。
まとめ
いかがでしたか?あなたが「少し肌寒いな」って思うころ、あなたのハムスターも寒いと思っています。ハムスターの寒さ対策、忘れずに準備しておきましょう。
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